1月21日(日)に開催した「美味時間 vol.1」にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
テンパったり慌ただしさもなく終始雰囲気の良い時間をお客さんも生徒さんも(自分たちも)過ごせたんじゃないかと。

 

今回のイベントは「美味時間」と題した。
美味しいものがあれば花屋に来てくれるんじゃないかな、動機は安易。乗っかってくれたのはいつもみちくさ教室の焼き菓子を作ってくれるsoloのひろみちゃん、巷談かマフィンかladybugマチコさん、酒量がメンタルバロメータのしっかりものkelchblätt kaffee(ケルヒブラットコーヒー)のおはな。兼ねてよりみちくさに縁のあるメンバーによる”決して跳ねることを目的としない”企画。 

この日は美味しいコーヒーとマフィンの出張喫茶、アレンジメント体験&ちょっと贅沢な洋菓子が食べれちゃう”みちくさ教室”を開講するという設定。
美味時間ということでみちくさ教室のお花も美味しさをイメージ。お皿に盛り付けるように作った優しい色合いのアレンジメントは一足先の春を感じるお花をチョイス。スイートピーやカーネーション、小さなショットグラスにはアイリスなど根付き球根を添えて出来上がり。明るい色合いに自然と気持ちも上向いたに違いない。
教室が終わるとsoloのひろみちゃんがテキパキとケーキの盛り付けを始め、おはなの淹れるコーヒーの良い香りが漂ってくる。イチゴずくしの贅沢な一皿に自然と声が上がってこっちも嬉しくなった。

soloとみちくさの関係はアルエットゥの頃からもう20年近くになる。それだけ「みちくさ教室」も続けられているということだ。ずっと変わらず教室に添えるお菓子を作ってくれることに感謝しかない。

1Fでは朝一番からladybugのマフィンやsoloのスイーツ、kelchblätt kaffeeのコーヒーを求めにお客さんが来てくれた。笑顔で丁寧な対応とウィットに富んだ会話。おはなやマチコさんは接客のプロだ。大事なことが何かわかってる人がいてくれる安心感。なんだ、お酒がなくても全然問題ないじゃないか。

普段の花屋の営業では見れない空間自体に自分は贅沢を感じた。のんびりと椅子に座ってコーヒーを飲んでくれてる姿だったり袋いっぱいのお菓子を持って帰る姿だったり近所のスシローで頼んだお寿司を広げるひろみちゃんたちだったり。すごくどうでもいいことも含めてなんかいいなと感じる瞬間がずっとどこかにあった。

イベントが終わる頃にはコーヒー豆が入ったガラス瓶の底が見え、マフィンやお菓子のお皿も綺麗になった。17時、閉店。
「美味時間」という企画はこれからいろいろなFOODイベントとして使おうと思ってたんだけど、終わった時にはこの会のためのタイトルにしようと心変わり。それだけ特別に感じたんだと思う。次回開催は5月とだけ決めて解散。

適度に力を抜かないと日々お店やっててヘトヘトになってしまう。いつもお客さんの目線を一番に考えているけど、たまには誰かに甘えたい。今回のメンバーはそんな人たち。

自分たちが良いと思って企画して適度に忙しくてお客さんや生徒さんが楽しんでくれるってめちゃくちゃ贅沢で勝手なこと言ってるけど案外できるじゃんと思った一日。
あー毎月一回はこんな日を作りたいよ。楽しかった!